STRUCTURE
構造・工法
見えない部分にこそ、本質がある 太陽ハウジングの家づくりを支える構造と工法
私たちは、デザインや間取りといった目に見える部分だけでなく、 建物を支える「構造」と、それを形にする「工法」にも徹底的にこだわっています。 なぜなら、住まいの本質的な強さ、そして長く続く快適さは、 この見えない部分によってつくられるから。 地震から家族を守るための堅牢な構造。日本の気候風土に合わせた耐久性への工夫。 そして、土地ごとの個性に寄り添い、安全な住まいを実現する地盤対策。 太陽ハウジングが大切にしている家づくりの「本質」をご紹介します。
ツーバイフォー・ツーバイシックス工法(木造枠組壁工法)

太陽ハウジングでは、地震や台風に強い「ツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)」を基本構造としています。柱や梁で支える従来の工法とは異なり、床・壁・天井の6面体全体で建物を支える「モノコック構造」が特長です。
この6面は「ダイアフラム」と呼ばれる構造パネルで構成され、それぞれが強固に一体化することで、外からの力をバランスよく分散。特定の箇所に負荷が集中しないため、地震や強風に対しても優れた耐震・耐風性能を発揮します。 さらに、外壁厚を約1.6倍に強化した「ツーバイシックス工法」にも対応可能。より高い構造強度を求める方におすすめします。
剛床工法

水平面の強度を高める重要な構造が「剛床工法」。厚みのある構造用合板を、床枠(床組)全体に直接固定し、一体化させることで、床全体を強固な“面”として構成します。 この床面(フロアダイアフラム)は、壁や天井とともに、外部からの揺れを建物全体で受け止めて分散。とくに地震の際に生じる「ねじれ」や「ゆがみ」を防ぎ、構造体全体の変形を抑える役割を果たします。 ツーバイフォー工法が持つ面で支える構造の強さは、この剛床工法によって、より一層高められます。
構造用合板

建物の構造強度と耐久性を左右する構造用合板。太陽ハウジングでは、JAS規格で定められた接着性能において最高ランクの「特類」に分類される構造用合板を、構造体すべてに採用しています。 フェノール樹脂系接着剤を使用した「特類」の合板は、高温多湿な環境下でも接着強度がほとんど低下しません。湿気に強く、長期間にわたり安定した性能を維持し、見えない部分から住まいの長寿命化に貢献します。
ベタ基礎

建物の重さを地面に均等に伝える「ベタ基礎」を標準採用。太陽ハウジングでは、基礎幅を150mmとし、一般的な基準よりも強度を高めていることが特長です。 これにより、地盤が不均一に沈む現象である「不同沈下(ふどうちんか)」に対して高い安定性を発揮します。
大切な住まいを長く、心地よく保つ
外壁通気工法

日本の多湿な気候に対応する「外壁通気工法」。外壁材と建物の構造体の間に空気の通り道を作り、壁の内部の空気を常に循環させる仕組みです。これにより、壁の中にこもりがちな湿気を効率よく外へ排出でき、結露の発生を抑えます。 この通気層は、柱や土台といった大切な構造材の腐食を防ぎ、建物の耐久性を大幅に向上させます。さらに、空気の層が断熱効果や遮音効果も高めるため、夏は涼しく冬は暖かい、より快適な室内環境づくりにも貢献。住まいを長く、そして心地よく保つための大切な工夫です。
基礎パッキン工法

床下の換気性と耐久性を高める「基礎パッキン工法」。基礎と土台の間に特殊なパッキン材を設置し、建物全周から床下へ自然な空気の流れをつくります。従来型の換気口に比べ、床下全体にムラなく空気が行き渡り、湿気がこもるのを防ぎます。 これにより、腐朽菌やカビの発生、シロアリが好む環境を抑制し、住宅の耐久性を向上。また、基礎に開口部を設けないため、基礎本来の強度を損なうことなく、耐震性の維持にも貢献します。
高耐久遮熱型透湿防水シート

壁の内部を守るために、特殊なアルミ透湿フィルムででき「高耐久遮熱型透湿防水シート」を採用。外壁から伝わる熱(輻射熱)を効率よくカットしながら、壁の内部にこもる湿気だけを外へ排出します。 夏の暑い時期には、内部への熱の伝わりを抑え、室温の上昇を抑制。また、壁内部の結露を防ぐことで構造材の劣化を抑えます。このシートは、従来の透湿防水シートに比べて遮熱性能と耐久性を大幅に向上させています。これにより、冷暖房の効率が向上し、省エネで快適な住環境を長く維持できるのです。
防蟻処理

構造用の枠材や合板が面で家を支えるため、万が一シロアリ被害が起こると構造全体に影響を及ぼしかねません。 だからこそ、太陽ハウジングでは“見えない脅威”にも、万全の備えをしています。 特に被害を受けやすい1階の土台や床組には、防腐・防蟻性能に優れた「AQ認証材」を採用。これは薬剤を加圧注入し、長期間にわたり効果が持続する高耐久の構造材です。 さらに施工時には、基礎や地面から1mの範囲にあたる木部に薬剤を丁寧に散布し、物理的・化学的なダブルの対策でシロアリの侵入経路を遮断します。
安全な住まいの土台をつくる
地盤調査

家を建てる上で最も重要な要素の一つが、建物を支える「地盤」の状態です。太陽ハウジングでは、すべての建築現場において「スウェーデン式サウンディング試験」による地盤調査を実施しています。 専用の機器で地盤の硬さ(地耐力)を正確に測定し、建物の配置計画に基づいて調査位置を決定。その結果から最適な基礎の仕様を判断します。見えない土地の個性を科学的に見極めることが、安全な家づくりの第一歩です。
地盤保証

徹底した地盤調査と、必要に応じた適切な地盤補強工事を行った上で、さらに安心をお届けするために、お引き渡し後のすべての建物に20年間の「地盤保証」を標準でご提供しています。 建物がいかに強固であっても、それを支える地盤が安定していなければ、真の安心は得られません。建物そのものの品質はもちろんのこと、その土台となる地盤からしっかりと支える安心をお届けすることが、太陽ハウジングの責任ある家づくりだと考えています。
太陽ハウジングの安心地盤サポート 地盤補強工事は「追加費用0円」
注文住宅では、プラン確定後の地盤調査結果によって地盤補強工事が必要となり、予期せぬ追加費用が発生することがあります。 太陽ハウジングでは、お客さまのこのような不安を取り除くため、地盤補強工事が必要と判断された場合は、当社がその費用を全額負担。 「追加費用は一切いただきません」。 この「地盤補強無料サポート」により、お客さまは当初の資金計画のまま、安心して家づくりに集中していただけます。 予算内で理想の住まいを実現できるよう、こうした見えない部分のリスクまで配慮したサポート体制が、お客さまの安心を保証します。
地震に強い、強靭な住まいをつくる