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2024.04.04

平屋を建てる際の注意するべきポイント 3大ポイント編

こんにちは、太陽ハウジングです。

 

これから家づくりを始めようとしたとき、注文住宅会社のWEBサイトやカタログ、SNSでも平屋のプランや施工例を目にすると思います。

太陽ハウジングでも家づくりの相談にくるお客さまから平屋の要望が増加していています。

 

住宅の寿命が延びたことで老後の暮らし方を視野に入れて検討する方が増えたと思います。

「階段はないほうが良い」「生活動線は短いほうが良い」など、バリアフリー性の高い平屋が自分たちのライフスタイルに合っているんじゃないか?と考える方も多いと感じます。

SNSを通じてお洒落な平屋が広まり、「平屋=古い」という意識が消えたことも平屋人気に拍車を掛けているのではないでしょうか。

 

バリアフリーを重視する高齢者層だけでなく、将来の住まい方を考えるファミリー層、シンプルな暮らしに憧れる若者層など、さまざまな年齢層に支持され人気が高まっている平屋住宅。

 

確かに将来のことを考えると、平屋は効率的です。

例えば、2階建てのように生活空間が上下階で分断されていないので家事が効率的になりますし、将来子供たちが巣立ったあとに「2階の子ども部屋」を使わなくなるということもありません。他にも、2階建てと比べ平面的な広がりが出るのでLDKを広く感じられるのもメリットでしょう。

 

また、「昔ながらの和を感じる暮らし」「ワンフロアで開放的な暮らし」「おしゃれで便利なコンパクトな暮らし」「介護や子育てにやさしいバリアフリーな暮らし」「単身者や夫婦2人の生活にぴったりな暮らし」など、平屋の良い部分を言い出したら切りがありません。人気が出るのも良く分かります。

 

そんな平屋には知っておくべきポイントが多数あります。

そこで今回から連載で「平屋を建てる際の注意するべきポイント」を解説します。今回の1回目は「平屋を建てる際の注意するべき3大ポイント編」、次回の2回目は「平屋を建てる際の注意するべき、よくある失敗ポイント編」をお届けします。

 

平屋を建てる際の注意するべき3大ポイント編①

「ゆとり」と「庭のつながり」

平屋は字のごとく1階建てになります。設計の段階からリビングから見える景色と室内の明るさを考慮したプランを作らないと、問題を与える場合があります。

具体的に説明をすると、駐車スペース以外の敷地内いっぱいに平屋を建てるとします。そうすると、目隠しの塀などを作れないため道路や近隣からの視線の逃げ場がなくなります。道路に面したリビングで過ごしていたら通行人や近隣住民からの視線が気になってしまい、朝から晩までカーテンを閉め切ることになるかもしれません。さらにカーテンを閉め切っている状態だと、家の中に太陽の日差しが入ってきません。

 

念願のマイホームを建てたのに、日中もカーテンをして、部屋が暗く照明をつけないと生活ができない家になってしまうのは嫌ですよね?

 

そこで皆さんに気をつけてほしいポイントは・・・

「ゆとり」と「庭のつながり」です。

 

建物を敷地いっぱいに建てるのではなく、敷地と建物の間に「ゆとり」を持たせることが大切です。そうすることで通行人や近隣住民からの視線を防げますし、工夫次第で日中もカーテンを開けて開放的な空間を作ることができます。

 

敷地にゆとりが生まれれば、「庭のつながり」を作りやすいため内と外の境界をあいまいにして広さを強調したプランも作ることができます。

このあたりのことは過去コラム「外構計画で注意するべきポイント#4|デッキ編のウッドデッキ」で説明しているので気になる方はチェックしてください。

https://www.taiyo-co.com/blog/54497.html

 

ここまでをまとめると、平屋を建てる場合は土地の大きさと建物の大きさのバランスが重要ということです。

そこから生まれるゆとりを活用して通行人や近隣住民からの視線を遮りつつ、内と外に繋がりのある家を計画しましょう。

 

「本当は平屋を建てたいけど、建物価格が高くなりそうだから…」「そもそもゆとりのある土地は高くて自分たちには無理だ…」という方もいらっしゃるかもしれません。

そんなお悩みをお持ちの方も、平屋を諦めてしまう前に太陽ハウジングに一度相談してみてください。

 

平屋を建てる際の注意するべき3大ポイント編②

「プライベート空間」

平屋は良くも悪くもワンフロアです。そのため自分のプライベート空間が少なくなります。

例えば、来客があっと際に夫婦ともに馴染みのある方であれば良いですが、奥さんの友人で面識がない場合は2階建てのような逃げ場がありません。

 

気休め程度にしかなりませんが、寝室や書斎に逃げ込むしかありません。

平屋のプライベート空間を確保するためにロフトがおすすめと見かけますが、平屋の場合、ロフト自体がリビングに接しているケースがほとんどなので余計に落ち着かないのでは?と思います。

 

この問題の解決法として、「単純にプライベート空間を確保できるプランを作ったらいいのでは?」と思うかもしれませんが、これが本当に難しいです。

平屋でプライベート空間を確保すると廊下が増えます。また廊下が増えると暗い空間ができやすくなり、建物面積も増えるため金額も増えるという負のループが発生します。

しかも、この負のループは一度ハマると簡単には抜け出せなくなります。

 

では、これらの対策はどうしたら良いか?

この対策方法は、設計士が最初のゾーニングを上手く作れるかにかかっています。

平屋は2階建てに比べてプランの作成難易度が高いです。しかも難易度は家の大きさが大きくなればなるほど顕著に上がります。

平屋を作る場合は、できる限り腕の良い設計士にプランを依頼してください。

それが無理そうな場合は、「廊下の面積」「明るさ」「プライベート空間」この3つのバランスが取れているか確認してください。

 

廊下の面積、明るさ、プライベート空間のバランスを取るのは、人が住みやすく、使いやすく、そして経済的であるためです。

廊下が多すぎると、家を建てるのにお金がかかりますし、無駄なスペースが増えてしまいます。それに、廊下は暗くなりがちで、家全体の明るさを損なうこともあります。一方で、プライベートな空間を大確保にするためには、適切な廊下の配置が必要です。

これらの要素を上手くバランスさせることで、快適で、使い勝手の良い、コストも抑えられた家を実現できるわけです。

これらのバランスを考慮した設計は、快適で経済的な住宅を実現するための鍵となりますので、覚えておいてください。

 

平屋を建てる際の注意するべき3大ポイント編③

「水回りの配慮」

意外と見落としがちなのが、平屋を考慮した上での水回りの配置です。これは平屋あるあるかもしれません(笑)

2階建てのプランを作る感覚で、同じように平屋のプランを作成する人は結構多いと思います。

 

先ほどもお伝えしましたが、2階建てと平屋は間取りの作成難易度が全然違います。

平屋だからといって2階建ての感覚でプランを作ると、一番差が現れやすい部分が水回りになります。

 

その理由は、2階建てと平屋の空間づくりが異なるからです。

2階建ての場合はLDKを中心にして家事動線を考慮して水回りを配置して、家族のプライベート空間は別の階にできます。

しかし平屋の場合、水回りを中心に配置することで水回りへの動線が改善されますが、家族のプライベート空間への配慮が難しくなります。両方を1つのフロアに配置するため綿密な計画が必要になるのです。

 

水回りで差が現れやすい注意ポイントは「室内物干しの位置と大きさ」「トイレの個数」の2つです。

先ほどもお伝えしたように2階建ての感覚でプランを作る人は、室内物干しの位置と大きさに関して何の工夫もないと思います。

それが平屋のプラン作成となると、室内物干しの位置と大きさは死活問題です。

 

平屋には2階建てのようなベランダはありませんし、2階建てで良く提案される階段で上がった先にあるホールを室内物干しスペースもつくれません。

だから、何となく洗面室に室内物干しスペースを兼ねて提案する人もいると思いますが、それを提案するなら、きちんとした大きさの洗面室を確保しないと使い勝手が悪くなります。

 

また、トイレに関しては平屋だから(ワンフロアだから)という何の根拠もない理由で「1か所で充分」と提案してくる担当者もいます。

本当にそうでしょうか?平屋、2階建てに関わらず、そこの家に住む人数、来客の頻度でトイレの個数を考える必要があります。

ほとんどの建売でもトイレは1階と2階に1か所ずつあるわけですから、平屋でもトイレの個数は2つあったほうが良いですよね。

 

このような感じで2階建てのプランを作る感覚で平屋プランを提案してくる人がいます。

これを見極めるのは難しい部分ですが、水回りの室内物干しスペースの位置と大きさ、トイレの個数の2つは最低限チェックしてください。

 

 

今回は「平屋を建てる際の注意するべき3大ポイント編」として説明してきました。

次回は、「平屋を建てる際の注意するべき、よくある失敗ポイント編」をお届けします。

 

是非とも、家づくりの参考にしてみてください。