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2024.09.24
広報課・村田
東京で買った博多の味?「東京にゅうかまん」
こんにちは。営業課改め広報課の村田です。
長男が東京から帰ってきたのは、午後の少し曇った日だった。
玄関の扉が開く音と共に、彼は小さな包みを抱えて家に入ってきた。
「お土産だよ」
手渡されたその包みは、白地に赤と黒の独特なデザインが施されたパッケージに包まれていた。
そこには「東京にゅうかまん」という、どこか不思議で懐かしさを感じさせる名前が大きく書かれている。
「東京にゅうかまん?…にゅうかまん?」
私は首をかしげながら箱を手に取った。
その名前の響きだけで、思わず微笑んでしまう。
開けてみると、中には整然と並んだ丸い和菓子が姿を現した。
黄味がかった包装がなんとも可愛らしく、まるで小さな宝石のように見える。
「さっそく1つ、いただいてみようか…」
手に取ると、まん丸でふっくらした形がしっくりと手に馴染む。
口に入れると、驚くほどしっとりとした餡が広がる。
甘すぎず、それでいて白餡の存在感が十分に感じられる。
予想以上の味わいだった。
だが、どこかで感じたことのある懐かしい味…
そうだ、これはまるで「博多通りもん」ではないか。
私はそのことを長男に伝えると、
彼は笑って「だよね、似てるよね」と言った。
不思議なことに、この「東京にゅうかまん」は、見た目も味も九州・博多の銘菓にそっくりだ。
東京で手に入るお菓子なのに、その味が九州の記憶を呼び起こすなんて、なんとも奇妙で面白い感覚だった。
「あれ、もしかして博多通りもんの東京版?」なんて言いながら、
もう一つ口に運ぶ。
ふんわりと広がる甘さに「これはこれでアリだな」と思った。
ふと、長男に「これ、東京駅で買ったんだよね?」と尋ねると、
長男はあっさりこう答えた。
「いや、羽田空港で買った」
……もはや、東京なのか九州なのか、どこでもよくなってきた。
曇り空の不思議な午後に笑いを届けてくれた「東京にゅうかまん」
次はどこから何を持ってくるのか。
長男のお土産センスに少し不安を感じつつ、もう一つ手を伸ばしてしまう自分がいた。
では(=゚ω゚)ノ
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