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家づくりコラム
注文住宅で後悔しないための注意点|間取り・LDK・使いやすさ編【第2回】
こんにちは、太陽ハウジングです。
このコラムは、「注文住宅で後悔しないための注意リスト80選」を全4回に分けてお届けするシリーズです。
前回の第1回では、家電のサイズや搬入経路、窓まわりのカーテン計画、西日対策など、見落としやすいサイズと日差しにまつわる15のポイントをお伝えしました。
▼ 前回の記事はこちら
注文住宅で後悔しないための注意点|サイズ・窓・日差し編【第1回】
第2回となる今回は、キッチンや洗面台の高さ、LDKの使いやすさ、ワークスペース、階段、子ども部屋、トイレの配置など、毎日の暮らしやすさに関わる注意点をまとめています。
間取りの打ち合わせが始まる前に、ぜひチェックしてみてください
注文住宅で後悔しないために、建てる前に確認したい間取り・LDK・使いやすさの注意点23選
■高さ・使いやすさの失敗
キッチンや洗面台、収納棚、カウンターなどは、毎日使う場所だからこそ「高さ」が暮らしやすさに大きく関わります。
標準寸法だけで決めず、誰が・どの姿勢で・どのくらいの頻度で使うのかをイメージしながら確認していきましょう。
1. キッチンの高さを使う人の身長に合わせた
避けられる失敗:「毎日の料理で腰や肩に負担がかかる…。」
キッチンの高さは、料理のしやすさに大きく関わるポイントです。
高さが低すぎると、調理や洗い物のたびに前かがみになり、腰に負担がかかりやすくなります。反対に高すぎると、包丁を使うときやフライパンを扱うときに腕や肩が疲れやすくなることも。
一般的な高さだけで決めるのではなく、主にキッチンを使う人の身長や、実際の作業姿勢に合わせて確認しておくことが大切です。
ショールームなどで実際に立ってみて、無理なく作業できる高さかどうか確認しておきましょう。

2. 洗面台の高さを確認した
避けられる失敗:「顔を洗う、歯を磨く、メイクをする動作がしづらい…。」
洗面台は、顔を洗う、歯を磨く、髪を整える、メイクをするなど、毎日何度も使う場所です。高さが合っていないと、顔を洗うたびに腰をかがめることになったり、鏡が見づらかったり、身支度のしにくさにつながることがあります。
また、子どもが使いやすい高さと、大人が使いやすい高さは異なるため、誰に合わせるのかも考えておきたいポイントです。
家族の身長や使い方をイメージしながら、無理なく使える高さかどうかを確認しておきましょう。
3. 造作カウンターの高さを用途別に考えた
避けられる失敗:「勉強・在宅ワーク・家事作業の姿勢が合わない…。」
造作カウンターは、スタディスペースや在宅ワーク、家事コーナーなど、さまざまな用途で活用できます。ただし、同じカウンターでも、使い方によって適した高さは変わります。
たとえば、子どもの勉強用なのか、大人のパソコン作業用なのか、アイロンがけや書類整理などの家事用なのかによって、座ったとき・立ったときの使いやすさが異なります。
見た目や空間のバランスだけで高さを決めてしまうと、実際に使ったときに姿勢が合わず、肩や腰に負担がかかることも。
造作カウンターを計画するときは、誰が、何のために、どの姿勢で使うのかを具体的にイメージしておきましょう。
4. 収納棚の高さを家族の身長に合わせた
避けられる失敗:「高すぎて使わない収納、低すぎて使いにくい収納になる…。」
収納は、量だけでなく「出し入れしやすい高さ」にあるかどうかも大切です。
高い位置にある収納は、脚立を使わないと届かず、日常的に使いにくくなってしまうことがあります。反対に、低すぎる位置ばかりに収納を設けると、物を取り出すたびにかがむ必要があり、負担に感じることも。
また、大人が使う収納と、子どもが自分で使う収納では、使いやすい高さが異なります。
家族の身長や使う頻度を考えながら、よく使う物は手の届きやすい高さに収納できるよう計画しておきましょう。
5. よく使う物は取りやすい高さに配置した
避けられる失敗:「収納はあるのに、出し入れが面倒で使わなくなる…。」
収納を考えるときは、何をどこにしまうかだけでなく、どのくらいの頻度で使うかも大切です。
毎日使う物が高い場所や奥まった場所にあると、出し入れが面倒になり、結局出しっぱなしになってしまうことがあります。反対に、たまにしか使わない物を取りやすい場所に置いてしまうと、よく使う物の置き場所がなくなってしまうことも。
よく使う物は、立ったまま無理なく手が届く場所へ。使用頻度の低い物は、上部や奥の収納へ。
収納は「入るかどうか」だけでなく、「毎日ラクに出し入れできるか」まで考えて配置しておきましょう。

6. 子どもが自分で片づけられる高さを考えた
避けられる失敗:「子ども用品がリビングに出しっぱなしになる…。」
子どものおもちゃや絵本、ランドセル、通園バッグなどは、リビングやダイニングに集まりやすいものです。収納場所を作っていても、子どもの手が届かない高さだったり、出し入れしにくい場所だったりすると、自分で片づけるのが難しくなってしまいます。
子どもが自分で使う物は、手の届きやすい高さに置き場所を作っておくと、片づけの習慣も身につきやすくなります。
「どこにしまうか」だけでなく、「子どもが自分で戻せるか」まで考えて、収納の高さを計画しておきましょう。
7. 家族で使う場所は、誰を基準にするか決めた
避けられる失敗:「使う人によって高さが合わず、不満が出る…。」
キッチンや洗面台、収納棚、カウンターなど、家族みんなで使う場所は、誰にとって使いやすい高さにするかを考えておきたいポイントです。
家族の身長差がある場合、全員にぴったり合う高さにするのは難しいこともあります。そのため、主に使う人は誰か、どの作業を優先するかを話し合っておくことが大切です。
たとえば、キッチンは料理をする人、洗面台は朝の身支度でよく使う人、収納は出し入れする頻度が高い人を基準に考えると、暮らし始めてからの不満を減らしやすくなります。
家族で使う場所ほど、「なんとなく標準」で決めず、誰がどのように使うかを確認しておきましょう。
■間取り・LDK・水まわりの配置の失敗
8. 家具のサイズを具体的に考えてリビングの広さを決めた
避けられる失敗:「リビングの広さと家具の大きさのバランスが合わなかった…。」
リビングの広さを考えるときは、帖数だけでなく、実際に置きたい家具のサイズまでイメージしておくことが大切です。
ソファやテレビボード、ローテーブル、ダイニングセットなどを置いてみると、図面で見ていたよりも通路が狭く感じたり、思ったようにくつろげなかったりすることがあります。
リビングを計画するときは、家具を置いた後の余白や動線まで含めて確認しておきましょう。

9. LDKは広さだけでなく役割を分けた
避けられる失敗:「広いのに、くつろぐ場所と家事動線が重なって落ち着かない…。」
LDKは、家族が集まる大切な空間です。できるだけ広くしたいと考える方も多いですが、広さだけで暮らしやすさが決まるわけではありません。
リビングでくつろぐ、ダイニングで食事をする、キッチンで料理をする、洗濯物をたたむ、子どもが勉強するなど、LDKではさまざまな過ごし方が重なります。
それぞれの場所の役割があいまいなままだと、くつろぎたい場所のすぐ横を家族が行き来したり、食事の場所に物が集まったりして、落ち着きにくくなることも。
LDKを計画するときは、広さだけでなく、「どこで何をするか」「人がどう動くか」までイメージしておきましょう。

10. リビングとダイニングの距離感を考えた
避けられる失敗:「食事中にテレビが気になる、くつろぎ時間が落ち着かない…。」
リビングとダイニングは、同じLDKの中にあっても、過ごし方が少し異なる場所です。
ダイニングは食事をする場所、リビングはくつろぐ場所として考えることが多いですが、距離が近すぎたり、テレビの位置がダイニングから見えやすかったりすると、食事中にテレビが気になって会話が減ってしまうことがあります。
反対に、食事の準備や片づけの音がリビングに響きやすいと、ゆっくりくつろぎたい時間に落ち着かなく感じることも。
LDKを一体的に見せることも大切ですが、食事をする場所とくつろぐ場所の距離感や視線の向きも考えて計画しておきましょう。
11. キッチンの音やにおいの広がりを考えた
避けられる失敗:「テレビや在宅ワーク中に、キッチンの音が気になる…。」
対面キッチンやオープンなLDKは、料理をしながら家族と会話がしやすく、開放感もある人気の間取りです。
一方で、キッチンとリビング・ダイニングがつながっている分、調理中の音やにおいが広がりやすいこともあります。換気扇の音、食洗機の音、調理中の水音などが、テレビを見ている時間や在宅ワーク中に気になる場合もあります。
また、料理のにおいがリビング側に残りやすいと、来客時やくつろぎ時間に気になることも。
キッチンの開放感だけでなく、音やにおいの広がり方、換気計画、リビングやワークスペースとの距離感もあわせて確認しておきましょう。

12. キッチンの視線を考えて仕切りを検討した
避けられる失敗:「キッチンの手元や散らかりがリビングから見えやすい…。」
オープンなキッチンは、家族と会話しながら料理ができる魅力があります。
ただし、キッチンの手元や調理中の散らかりがリビング・ダイニングから見えやすくなることがあります。
開放感を大切にしつつ、手元を少し隠す腰壁や収納の配置などもあわせて考えておきましょう。
13. ダイニングで子どもが勉強するか考えた
避けられる失敗:「勉強・食事・テレビの使い方が重なり、家族で使いにくい…。」
子どもが小さいうちは、リビングやダイニングで宿題をするご家庭も多いのではないでしょうか。
家族の近くで勉強できる安心感がある一方で、ダイニングテーブルを勉強・食事・書類整理・家事作業などで兼用すると、使うたびに片づけが必要になり、家族みんなが使いにくく感じることがあります。
また、テレビの音やキッチンまわりの動きが気になって、子どもが集中しにくくなることも。
ダイニングで勉強する場合は、教材や文房具をしまう場所、手元の明るさ、テレビとの位置関係などもあわせて考えておきましょう。

14. 家族で使えるワークスペースを確保した
避けられる失敗:「リビングやダイニングで仕事や勉強をして、集中しにくい…。」
在宅ワークをする機会がある方や、子どもがリビング学習をするご家庭では、仕事や勉強ができる場所をあらかじめ考えておくことが大切です。
リビングやダイニングでも作業はできますが、家族の話し声やテレビの音、キッチンの音が気になったり、食事のたびにパソコンや教材を片づけなければならなかったりすることがあります。
個室の書斎までは必要なくても、LDKや2階ホールの一角、寝室の一部などに小さなカウンターを設けておくと、仕事や勉強に使える場所として活用しやすくなります。
コンセントや照明、収納の位置もあわせて考えながら、家族が無理なく使えるワークスペースを計画しておきましょう。

15. ヌックや小さなこもり空間を検討した
避けられる失敗:「家族の気配はあるのに、一人で落ち着ける場所がない…。」
家族で過ごすLDKは大切な空間ですが、いつも同じ場所にいると、少し一人になりたいと感じる時間もあります。
そんなときに、ヌックや小さなこもり空間があると、家族の気配を感じながらも、自分だけの時間を過ごしやすくなります。
読書をしたり、スマートフォンを見たり、子どもが遊んだり、少し横になったりと、使い方はさまざまです。
また、小さなこもり空間は、人だけでなく、犬や猫などペットにとっても安心して過ごせる居場所になることがあります。ペットと暮らす場合は、高さや動線、落ち着いて過ごせる場所もあわせて考えておくとよいでしょう。
広い個室を作らなくても、LDKの一角や階段下、窓辺などに小さな居場所をつくることで、暮らしの中にほっとできる余白が生まれます。
16. 階段の形状と勾配を確認した
避けられる失敗:「上り下りがしんどい、子どもや高齢になったときに不安が残る…。」
階段は、毎日使う場所だからこそ、形状や勾配をしっかり確認しておきたいポイントです。
間取りを優先して階段スペースをコンパクトにしすぎると、段差が急になったり、曲がり部分で足元が不安定になったりすることがあります。
普段の上り下りはもちろん、荷物を持って移動するときや、小さな子どもがいる時期、将来的に年齢を重ねたときの使いやすさにも関わってきます。
直階段、折り返し階段、回り階段など、階段の形によって、上り下りのしやすさや安全性、必要なスペースは変わります。
階段は単なる移動スペースではなく、毎日の暮らしを支える大切な動線として考えています。見た目や省スペースだけでなく、段の上がりやすさ、手すりの位置、足元の安心感まで含めて確認しておきましょう。

17. オープン階段は、視線や安全性も考えて選んだ
避けられる失敗:「見た目は良いけれど、下からの視線や足元が気になる…。」
オープン階段は、空間を広く見せやすく、デザイン性も高い人気のある階段です。
一方で、踏み板のすき間から下が見えるため、服装によっては下からの視線が気になったり、小さな子どもや高齢の方が足元に不安を感じたりすることがあります。
また、すき間のあるデザインは、ペットの上り下りや落下防止の面でも注意が必要です。
オープン階段を選ぶときは、見た目の好みだけでなく、家族構成や来客時の使い方、安全性も含めて考えておきましょう。
18. 階段の明るさを考えた
避けられる失敗:「昼間でも暗く、転倒や圧迫感が気になる…。」
階段は、毎日何度も上り下りする場所です。だからこそ、形状や勾配だけでなく、明るさも確認しておきたいポイントです。
昼間でも暗くなりやすい位置に階段を設けると、足元が見えにくく、上り下りの際に不安を感じることがあります。また、壁に囲まれた階段の場合、暗さによって圧迫感が出てしまうことも。
窓の位置や照明計画、足元灯の有無などを考えておくと、日中も夜間も安心して使いやすくなります。
階段を計画するときは、間取り上の位置だけでなく、足元が見えやすい明るさを確保できるかも確認しておきましょう。
19. 周辺環境に合わせて寝室の位置を決めた
避けられる失敗:「寝室が大通りに面していて、音が気になる…。」
寝室は、家の中でも静かに過ごしたい場所です。
図面上では問題がないように見えても、実際には前面道路の交通量や近隣施設、駐車場の位置などによって、夜間の音が気になることがあります。
寝室を計画するときは、方角や窓の位置だけでなく、道路や周辺環境との関係も確認しておきましょう。
20. 子ども部屋は、家族とのつながりも考えて計画した
避けられる失敗:「子ども部屋を快適にしすぎて、家族で過ごす時間が減ってしまう…。」
子どものために、居心地の良い子ども部屋を作りたいと考える方は多いと思います。
ただし、テレビやゲーム、広い収納などを充実させすぎると、子どもが部屋にこもりがちになり、家族で過ごす時間が減ってしまうこともあります。
子ども部屋を計画するときは、快適さだけでなく、リビングやダイニングとのつながり、家族とのコミュニケーションの取りやすさも考えておきましょう。
21. 子ども向けに寄せすぎず、長く使える部屋にした
避けられる失敗:「少し成長したら、子どもが使わなくなってしまった…。」
子どもが小さいうちは、かわいい色や遊び心のあるデザインを取り入れたくなることがあります。
しかし、成長とともに好みや使い方は変わります。小さい頃に合わせすぎた内装や造作にしてしまうと、数年後には使いにくく感じたり、子ども本人が好まなくなったりすることも。
子ども部屋は、今の年齢だけでなく、成長後の使い方も考えて、家具やインテリアで調整しやすい計画にしておくと安心です。

22. 隣り合う部屋同士の音にも配慮した
避けられる失敗:「隣の部屋の音が気になり、プライバシーを保ちにくい…。」
子どもが小さいうちは、きょうだいの部屋をつなげて使える間取りが便利に感じることがあります。
一方で、成長して個室として使うようになると、隣の部屋の音が気になったり、プライバシーを保ちにくくなったりすることがあります。
将来、部屋を分けて使う可能性がある場合は、間仕切りの方法や収納の配置、壁の位置なども考えておきましょう。
23. トイレの音や目線を考えて場所を決めた
避けられる失敗:「トイレの音や窓の位置が気になり、使いにくい…。」
トイレは毎日使う場所だからこそ、配置にも配慮したい空間です。
寝室のすぐ近くにあると、夜中に家族が使う音が気になることがあります。
また、玄関の近くや道路側に窓を設ける場合は、外からの目線が気にならないかも確認しておきたいポイントです。
トイレの場所を考えるときは、動線の便利さだけでなく、音や視線、窓の位置まで含めて計画しておきましょう。
次回は、玄関まわりの収納や片づけやすい収納計画、洗濯・室内干しの動線など、毎日の暮らしやすさに関わる注意点を取り上げます。ぜひあわせてチェックしてみてください。

