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紅葉の涸沢カール

こんにちは、総務課の小林です。 

 
 

10月上旬になりますが、1泊2日で紅葉の「涸沢カール」に行ってきました。涸沢カールは登山をしない方でも知られている景勝地で、上高地バスターミナルから片道5~6時間かかります。また多くの登山者から「日本一の紅葉」として知られる聖地です。

 

一日目は沢渡駐車場から上高地へ、明神池など軽く散策しつつ、小梨平、明神館、徳澤園、横尾と移動し、涸沢カールでテント泊、二日目はパノラマルートを利用し、屏風の耳からの景色を堪能しながら下山するルートにしました。今年の紅葉は、夏の気温が高く、日照時間が長いこと、昼夜の寒暖差が大きいことなどの良い紅葉となる自然条件がそろっており、10年に一度の美しさと評判のため、最盛期を狙って楽しんできました。

沢渡駐車場からバスターミナルで始発を待っていたら、他の登山者3名のグループから声を掛けられ、急遽タクシーで上高地へ行くことに!車内の会話でどうやら鹿児島から8泊9日でアルプス遠征登山とのこと。パワフル過ぎるわー!!

では一日目スタート!!

まずは河童橋から小梨平・明神へクマベル鳴らしながら進むこと1時間弱で明神館へ到着。明神池周辺を散策し、徳澤園まで一気に進みます。

徳澤園では、朝ごはんに山の手作りカレーと有名なソフトクリームを頂きました。どちら優しい味わいで美味しく、特にソフトクリームは帰りも注文すること確定しました( ´∀` )

さらに進むこと1時間で横尾に到着。ここから登山道となります。どうやら涸沢への入山は14:00以降禁止みたいですね。

それにしても屏風岩の存在感が凄いですねぇ。信じられないですが、クライミングする方達もいるみたいです。

そして本谷橋へ到着。ここから一気に斜度があがり登山らしくなってきます。地味に上高地から平行移動3時間の疲労が地味に足に溜まっていますが、頑張って登っていきます!

徐々に標高が上がるにつれて、登山道周辺の草木が色づいてきました。黄・赤・オレンジと鮮やかに染まった木々のトンネルを潜り抜けます。写活楽しいですね!!全然進みません(笑)

涸沢ヒュッテとパノラマコースの分岐から直ぐに到着!!

穂高連峰は雲に覆われ山頂は見えませんが、涸沢カール上から下まで見事な紅葉です!!

あとはテントをサクッと設営しお楽しみの時間です。生ビールとおでんはマストです!!新し名物の「涸あげ」も下味がしっかりしていてビールとの相性抜群でした。涸沢ヒュッテといえば、「鯉のぼり」なのですが??鯉のぼり立ててる理由がわかる方教えてください。

二杯目は涸沢小屋で。途中、ナナカマドが奇麗に赤く染まっていました。来年は北穂か奥穂どちらかチャレンジしたいですね。

涸沢小屋といったらマムートジョッキのパフェが有名ですが、生ビールとモツ煮を注文。美味い。景色も堪能しつつゆっくりビールを楽しみます。平日なのでテント少ないですね。

それにしても常念山脈の東天井岳方面は雲がかかってないので良い眺めです。

晴れることを期待しつつ涸沢ヒュッテに戻り飲んでいたら、下からガスがもの凄い勢いで上がってきました。一瞬でガスに包まれたのであきらめて就寝します。

 

朝5時前に目覚めテント外を眺めると雲はかかっているが晴れそうな予感が・・・

モルゲンロート(朝焼け)期待できそうですね。

始まりました!!!!が、残念・・・山頂付近はガスが晴れず、中途半端な朝焼けでしたが、うっすらと虹が!!!これはこれで特別なモルゲンロートとなり感動しました。

朝食後、涸沢小屋でコーヒーを頂き、テントを撤収。涸沢ヒュッテ裏側からの紅葉を撮影し終えたら、パノラマルートで下山開始。涸沢カールを別の角度から撮影できる眺望の良いルートとなります。

 

涸沢カールが徐々に遠くへ。下山道の紅葉も抜群です。ただテント泊装備では道が余計狭く感じるので丁寧に足を置く場所を考えて進みます。稜線まで登ると梓川、遠くに南アルプスと富士山まで見渡せます。

屏風の耳まで約30分登っていくと、この絶景!!!

終始、槍・穂高連峰に雲がかかっており少し残念ですが、圧巻の景色!!

いやー登ってきて良かったです。

しばし景色を堪能した後、一気に下山します。

下山途中、遠くに茶色い毛の野生動物が・・・。一瞬、熊か!!とビビりましたが、サルだったので安堵しました。ただ、20匹ぐらいの群れと、かなり至近距離ですれ違ったのでビクビクしながら足早に通り過ぎました。

バテながら何とか下山。林道を歩いて徳澤園へ。今回はコーラーフロートでクールダウン。疲れた体に染みわたります。さらに明神館で昼食の牛丼を美味しく頂き上高地まで戻ってきました。

今回の二日間は夜間に少し雨に降られたものの、大きく天候が崩れることもなく、奇麗な紅葉を楽しむことができ、大満足の山行となりました。「涸沢の紅葉見ずして穂高を語ることなかれ」という有名な名言のとおり終始、圧倒的な景色を楽しむことができました。また歩き慣れた方以外、パノラマルートはオススメしませんが、登山道もよく整備されており、運動習慣がある方なら十分に登ることは可能です。日本一の紅葉良かったですよ!!

 

是非、ご興味のある方は来年以降に行ってみてくださいね。

 

日本一の紅葉と言われる涸沢の紅葉と奥上高地 – 上高地公式ウェブサイト