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2023.10.19

家づくりコラム

オススメの洗面化粧台は?(既成洗面メーカー編)

こんにちは、太陽ハウジングです。

 

前回のコラムで「既成洗面のメリット・デメリット編」をご紹介し、洗面化粧台の選択肢についてご説明しましたが、今回は「既成洗面」のメーカー・商品ごとに解説していきます。

洗面化粧台でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

前回のコラム「オススメの洗面化粧台は?(既成洗面のメリット・デメリット編)」はこちら

 

家づくりで後回しになってしまいがちな洗面スペース。

担当者に提案されるがままになっていませんか?

 

おそらくほとんどの方が(あまり考える時間がない)とお答えになると思います。

 

それは当然だと思います。洗面よりもこだわりたいところ、こだわらなければいけないところは多いと思いますので、洗面スペースに着目する方は少ないと思います。

 

ただ、少し考えてみてください。

住宅の中でも洗面は、使用頻度の高い住宅設備です。

でも洗面は(安ければ何でも良い)と思っている方や、(カタログに載っているコレで)と決めている方も多いのが洗面化粧台。

 

だからこそ、多くの落とし穴が潜んでいます。

例えば、洗面ボウルが小さかった、収納が少ない・使いにくい、物がごちゃつきやすい、掃除しにくい、鏡が小さかったなどなど。

 

使ってみてから分かる後悔も多い洗面化粧台。これを機に一度考えてみてはいかがでしょうか?

 

今回は、主要な住宅設備メーカーの洗面化粧台について、その特徴や利点を詳しくご紹介します。

 

 

■Panasonic(パナソニック)

パナソニックはデザイン性と機能性をバランス良く商品展開しているメーカーです。

公式HP:https://sumai.panasonic.jp/dressing/#series

・シーラインフロートタイプ

フロートタイプとは壁付けで床に着いていない洗面のことで、洗面スペース内の圧迫感を軽減できます。1坪の洗面室でも広く感じる空間に仕上げたい方にはピッタリの商品かもしれません。ただしデザイン重視なので収納量は期待できませんので、別途収納を設けるなど対策が必要です。

 

・Lクラスドレッシングラシス

パナソニックの洗面化粧台の中で最上位グレードです。

この洗面化粧台のコンセプトが「綺麗になって癒される上質空間」だけあって、商品ラインナップが多く、扉色・ミラー、収納アイテムなど生活スタイルや空間コーディネートに合わせて自分好みにカスタマイズできます。

パナソニックの機能性については多岐にわたるのでオススメ機能を絞って紹介します。

 

・スゴピカカウンター

有機ガラス系の素材を使ったアクリル系人工大理石の洗面ボウルやカウンターです。

陶器に比べて強度も高く、撥水性撥油性にも優れているので水や汚れも付きにくく、汚れがついても簡単に拭き取れます。

洗面は長く使っていると水垢やヌメリが出てきますが、洗面ボウルやカウンター自体に汚れが付きにくい工夫が施されているのは魅力的ですよね。

 

・汚れシャットミラー

鏡の表面全体に吸水コーティングされているため、水蒸気や細かい水滴を吸水することで鏡が曇らないようになります。ヒーター機能が付いた鏡もありますが、汚れシャットミラーは鏡自体が曇らないのでヒーターによる電気代がかからず経済的です。

もちろん、スゴピタカウンター同様に撥水性撥油性に優れているので、汚れもサッと拭き取れます。

 

洗面化粧台は朝の身支度や歯磨き、お化粧、髭剃りなど身だしなみを整えるなど使用頻度の高いものです。蒸気で曇ったり、水が跳ねて汚れたりと日々の生活の中でよくある場面でのストレスを軽減してくれると思います。

 

他にも収納アイテムも豊富で、洗濯機の上のデッドスペースを有効活用できるランドリーラック、余熱のあるヘアーアイロンをすぐに引出しにしまうことができるワイヤーラック、サイドキャビネットも150mm~450mmで様々な種類があります。

 

 

■TOTO

TOTOは機能面に特化した印象の強いメーカーです。

公式HP:https://jp.toto.com/products/groom/

・オクターブ

TOTOの代表的な洗面化粧台はオクターブです。

自動でできるものを自動化して除菌機能で洗面ボウルを常にキレイに保つことができます。

自動水栓なのでセンサーが感知して手を差し出すだけで水が出るようになっています。

普通の水栓だと手や顔を洗ったときに泡がついた手でレバーを触ることになるので泡の付いたレバーを洗わなければならなかったり、洗った後も濡れた手でレバーを触ることになります。自動水栓であればレバーを触らないのでキレイに保てます。

 

もちろん自動と手動はボタン1つで切り替えられます。

照明もセンサーに手をかざしてオンオフできます。汚れた手でもスイッチやボタンに触れずに操作できるので清潔です。

 

また、オクターブは水に含まれる塩化物イオンを電気分解して除菌成分を持つ「きれい除菌水」を生成してくれます。その「きれい除菌水」を使って排水溝の水垢やヌメリを撃退してくれます。これを洗面使用直後と8時間使用しないときに自動で「きれい除菌水」を排水溝に吹きかけてキレイを長持ちさせてくれます。

 

このきれい除菌水は歯ブラシの除菌にも使えます。

その他、左右どちらからでも開閉できる両開きのスウィング三面鏡や手洗い洗顔時にメガネや指輪、スマホなどの一時置きができるちょい置きカウンターなど細かい部分に配慮した機能があります。

 

また、洗面下の収納は排水管を避けるため収納スペースが狭くなりがちですが、排水管の形状をシンプルにし奥へ配置することで洗面下の収納を大幅に確保しています。

 

・オクターブスリム

2023年8月からオクターブスリムが発売されました。

オクターブスリムは奥行き430mmのカウンタータイプの洗面化粧台で、自動機能と除菌機能はオクターブ同様のため、限られた洗面スペースを有効的に活用したいという方にオススメです。

 

TOTOは機能に特化したメーカーになっていますので、見た目よりも機能性が第一優先という方は選択肢の1つに入れても良いかもしれません。

 

補足ですが、機能面に特化していたTOTOも2023年8月に機能面はそのままにデザイン面に寄せたエスクアを販売しています。TOTOの洗面化粧台の中の最上位グレードで、セミオーダーで自分好みにカスタマイズできるのが特徴です。

 

ただ、最上位グレードというだけあって、お値段もなかなかです。パナソニックのLクラスドレッシングラシスもそうですが、お財布と要相談だと思います。

 

 

■LIXIL(リクシル)

リクシルの特徴としては商品のラインナップが豊富で機能面に寄せたりデザイン面に寄せたりと使う方によって調整できることです。

最上位グレードのルミシスも選択によって機能面に寄せることもデザイン面に寄せることもできるため、特徴的な洗面機能をご紹介します。

 

公式HP:https://www.lixil.co.jp/lineup/powderroom/

・スマートポケット

女性に嬉しいメイク収納です。メイク小物を大きさに合わせて収納することができます。

リップ、アイライナー、コットンに綿棒、ヘアピンや髪ゴムなどしまえるので、忙しい時間に鏡を見ながらメイクができるので、女性にとっては嬉しい機能だと思います。

 

・新てまなし排水口

毎日使うのでいつの間にか汚れている洗面の排水口は、こまめに掃除する必要がありますが、「新てまなし排水口」は排水口の掃除を簡単にしてくれる機能です。

排水栓とヘアキャッチャーが一体になっているので、排水栓を外して髪の毛やゴミを捨てて排水口まわりを拭いて排水栓を戻せばお掃除完了です。

 

・ひろびろボウル&くるくる水栓

名前のとおり広くて大容量のボウルとくるりと回る水栓です。

ボウルの底面部分が広くバケツの水汲みや衣類等のつけ置き洗い、使用用途は限られますが、2人並んで洗面を使うことがあるなら使いやすいと思います。

 

・アクアセラミック

アクアセラミックは陶磁器の特性を活かしてキズや汚れに強く、水に馴染みやすい性質があり、汚れを浮かせて洗い流せるためお掃除が簡単です。陶磁器なので耐久性が高いのも特徴です。

 

今回はオススメの洗面化粧台(既成洗面メーカー編)としてご紹介しました。

 

洗面1つ取っても日々の生活の質がずいぶん変わると思います。

是非とも家づくりの参考にしてください。