COLUMN
家づくりコラム
注文住宅で後悔しないための注意点|サイズ・窓・日差し編【第1回】
こんにちは、太陽ハウジングです。
注文住宅を検討している時間は、とても楽しいものです。
「こんなキッチンにしたい」「収納は多めにしたい」「家族が集まりやすいリビングにしたい」など、理想の暮らしを思い描きながら、一つひとつ形にしていく過程は、注文住宅ならではの魅力といえます。
その分、決めることも多く、住み始めてから「もっと確認しておけばよかった」と感じるポイントが出てくることもあります。
LIFULL HOME’Sのリサーチでも、注文住宅で後悔していることの第1位は「事前に住まいのイメージをもっと入念に確認すればよかった」という結果でした。
つまり、家づくりの後悔は、特別な知識がなかったからというよりも、「暮らし始めた後の具体的な場面を、どこまで想像できていたか」が大きく関係しているといえます。
反対に考えれば、事前に確認すべきポイントを知っておくことで、避けられる失敗はたくさんあります。
そこで今回から、「注文住宅で後悔しないための注意リスト80選」を、全4回に分けてご紹介します。
間取り、収納、設備、配線、土地選びなど、家づくりの打ち合わせ前に確認しておきたい内容を、よくある失敗例とあわせてお伝えしていくシリーズです。
第1回となる今回は、洗濯機や冷蔵庫などのサイズ確認、カーテンや窓まわりの計画、西日対策など、サイズ・窓・日差しにまつわる15の注意点をご紹介します。
注文住宅で後悔しないために、建てる前に確認したいサイズ・窓・日差しの15選
■搬入・サイズ確認の失敗
1. 洗濯機のサイズと搬入経路を確認した
避けられる失敗:「出入り口が狭くて、希望の洗濯機が入らない…。」
最近では、ドラム式洗濯機を選ぶご家庭も増えています。
また、従来の縦型洗濯機でも、洗剤や柔軟剤を自動で投入できるタイプなど、便利な機能を備えた商品が増えており、その分、本体サイズが大きくなることがあります。
せっかく気に入った洗濯機を選んでも、脱衣室の入口や廊下、階段、曲がり角を通れず、設置をあきらめなければならないケースも。
洗濯機置き場の広さだけでなく、搬入経路や扉を開けたときのスペースまで、事前に確認しておきましょう。

2. 冷蔵庫のサイズと扉の開き方を確認した
避けられる失敗:「冷蔵庫は置けたけれど、扉や引き出しが開けにくい…。」
冷蔵庫は、本体サイズだけでなく、扉の開き方や引き出しを引き出すスペースまで確認しておきたい家電です。
壁やキッチンカウンターとの距離が近すぎると、扉が十分に開かなかったり、野菜室や冷凍室の引き出しが出しにくくなったりすることがあります。
また、家族構成や暮らし方が変わると、将来的に大きな冷蔵庫へ買い替える可能性も。
冷蔵庫置き場は、今使っている冷蔵庫に合わせるだけでなく、扉の開閉スペースや将来の買い替えまで見据えて計画しておきましょう。
3. ソファやベッドなど大型家具の搬入経路を確認した
避けられる失敗:「階段や廊下で曲がれず、希望の家具をあきらめる…。」
新居に合わせて、ソファやベッド、ダイニングテーブルなどの大型家具を新しく選ぶ方も多いのではないでしょうか。
しかし、家具のサイズによっては、玄関や廊下、階段、曲がり角を通れず、部屋まで運び込めないことがあります。
特に2階リビングや2階寝室の場合は、階段の幅や天井の高さ、手すりとの干渉にも注意が必要です。
部屋の広さには余裕があっても、ベッドフレームやマットレス、背の高い収納家具などが2階まで運べないケースもあります。
「部屋に置けるか」だけでなく、「部屋まで運べるか」まで考えて、家具のサイズや搬入経路を確認しておきましょう。
4. 将来の家電買い替えも想定した
避けられる失敗:「新築時は入ったけれど、買い替え時に選べる家電が限られる…。」
家づくりでは、今使っている家電のサイズに合わせて、置き場所を計画することも多いでしょう。
しかし、家電は年数が経てば買い替えが必要になります。冷蔵庫や洗濯機、エアコン、電子レンジなどは、商品によってサイズや必要なスペースが異なるため、今の家電にぴったり合わせすぎると、将来選べる機種が限られてしまうことがあります。
特に、壁に囲まれた家電スペースや造作収納の中に家電を置く場合は注意が必要です。
今のサイズだけで考えるのではなく、少し余裕を持たせて、将来の買い替えにも対応しやすい計画にしておきましょう。

■窓・カーテン・日差しの失敗
5. カーテンレールの位置を図面段階で確認した
避けられる失敗:「エアコンや収納扉と干渉して、思った位置に付けられない…。」
カーテンは、家が完成してから選ぶものと思われがちですが、カーテンレールをどこに付けるかは、図面段階で確認しておきたいポイントです。
窓の近くにエアコンや収納扉、クローゼットの扉などがあると、カーテンレールやカーテンの開け閉めに干渉してしまうことがあります。
特に、天井付けのカーテンレールや装飾性のあるレールを希望する場合は、必要なスペースも変わります。
窓まわりは、カーテンだけでなく、エアコン・収納・建具の位置もあわせて確認しておきましょう。
6. カーテンレール用の下地を確認した
避けられる失敗:「後から取り付けようとしても、しっかり固定できない…。」
カーテンレールを取り付けるためには、壁や天井にしっかり固定できる下地が必要です。
見た目には同じ壁でも、下地が入っていない場所には、重さのあるカーテンレールやカーテンを安心して取り付けられないことがあります。
特に、天井付けのカーテンレールや、幅の広い窓に取り付けるレールは、カーテンの重みも考えておきたいポイントです。
「完成してから付ければいい」と思っていても、希望する位置に下地がなければ、取り付け位置を変えなければならないことも。
カーテンレールをどこに付けたいか、図面段階で確認し、必要な場所には下地を入れておきましょう。
7. カーテンボックスや天井付けにするか早めに決めた
避けられる失敗:「完成後に、もっとすっきり見せたかったと後悔する…。」
カーテンまわりをすっきり見せたい場合は、カーテンボックスや天井付けのカーテンレールを検討する方法があります。
カーテンレールを隠すことで、窓まわりの印象がすっきりし、空間全体も広く見えやすくなります。特にリビングや寝室など、見た目にこだわりたい場所では、早めに考えておきたいポイントです。
ただし、カーテンボックスや天井付けは、下地や天井の納まりにも関わるため、完成後に簡単に変更できないことがあります。
「普通のカーテンレールでいいかな」と後回しにせず、窓まわりをどのように見せたいか、図面段階で確認しておきましょう。
8. 窓ごとにカーテン・ロールスクリーン・ブラインドを選び分けた
避けられる失敗:「見た目だけで選んで、開け閉めや掃除が面倒になる…。」
窓まわりのアイテムは、カーテン、ロールスクリーン、ブラインドなどさまざまな種類があります。見た目の好みで選ぶことも大切ですが、窓の大きさや場所、使い方によって向き・不向きがあります。
たとえば、出入りの多い掃き出し窓、開け閉めの少ない小窓、湿気が気になりやすい洗面室や脱衣室では、使いやすいアイテムが変わります。
デザインだけで選んでしまうと、毎日の開け閉めが面倒になったり、掃除がしにくかったりすることも。
窓ごとの使い方をイメージしながら、見た目と使いやすさの両方を考えて選びましょう。

9. カーテン費用を予算に入れた
避けられる失敗:「家づくりの終盤で、思った以上の追加費用に慌てる…。」
カーテンやロールスクリーン、ブラインドなどの窓まわりの費用は、建物本体の見積もりとは別で考えるケースもあります。
窓の数が多かったり、掃き出し窓のようにサイズの大きな窓があったりすると、想像以上に費用がかかることも。さらに、カーテンレールやふさかけ、取り付け費用なども必要になる場合があります。
家づくりの終盤で「こんなにかかると思わなかった」と慌てないためにも、窓まわりにかかる費用は早めに確認しておきましょう。
10. 道路や隣家からの視線を確認した
避けられる失敗:「住んでから外からの目線が気になり、カーテンを開けられない…。」
明るく開放的な住まいにするために、大きな窓を計画することがあります。
しかし、道路や隣家の窓、人通りの多い場所に面していると、住み始めてから外からの視線が気になり、日中でもカーテンを閉めたままになってしまうことがあります。
せっかく採光のために窓を大きくしても、カーテンを開けられなければ、思ったほど明るさや開放感を感じられないことも。
窓の大きさや位置を考えるときは、光の入り方だけでなく、道路や隣家
からどう見えるかも確認しておきましょう。

11. 家具の配置を考えて窓を設置した
避けられる失敗:「家具が窓と重なってしまう…。」
窓の位置は、明るさや風通しだけでなく、家具の配置にも関わります。
窓の位置を考えずに計画すると、ソファやベッド、収納家具を置いたときに窓と重なってしまい、カーテンの開け閉めがしづらくなったり、家具の配置が限られたりすることがあります。
窓を計画するときは、家具をどこに置くか、壁面をどのくらい使えるかもあわせて考えておきましょう。
12. 日差しの入り方を時間帯ごとに確認した
避けられる失敗:「夏の日差しが強く、部屋が暑くなりすぎる…。」
窓を大きくすると、室内が明るく開放的になります。しかし、日差しの入り方を考えずに計画すると、時間帯によっては部屋が暑くなりすぎることがあります。
特に夏場は、朝・昼・夕方で日差しの入り方が変わります。午前中は快適でも、午後になると強い日差しが入り、エアコンが効きにくく感じることも。
窓の大きさや位置を考えるときは、明るさだけでなく、季節や時間帯による日差しの入り方まで確認しておきましょう。

13. 西側の窓の大きさと位置を慎重に考えた
避けられる失敗:「午後から室内が暑くなり、エアコンが効きにくい…。」
西側の窓は、午後から夕方にかけて強い日差しが入りやすい場所です。
明るさを確保するために大きな窓を設けたつもりでも、夏場は室内に熱がこもりやすく、エアコンをつけてもなかなか涼しくならないことがあります。
特に、リビングや寝室など長い時間を過ごす部屋では、西日の入り方によって快適さが大きく変わります。
西側に窓を設ける場合は、窓の大きさや高さ、位置を慎重に考え、必要に応じて日差しをやわらげる工夫も検討しておきましょう。
14. 西日対策をカーテンだけに頼らない計画にした
避けられる失敗:「窓から熱が入り、室温がなかなか下がらない…。」
西日が強く入る窓は、カーテンを閉めていても、窓から入った熱が室内にこもりやすくなります。
カーテンやロールスクリーンは、日差しをやわらげたり、まぶしさを抑えたりするのに役立ちます。しかし、夏の暑さ対策として考えるなら、熱が室内に入ってから遮るのではなく、窓の外側で日差しを遮る工夫も大切です。
たとえば、外付けのシェードやすだれ、植栽などを取り入れることで、ガラスを通して熱が室内に入る前に、日差しをやわらげることができます。
また、窓ガラスの種類も確認しておきたいポイントです。Low-Eガラスには、日射熱を採り入れやすいタイプと、日射熱を抑えやすいタイプがあります。
冬の日差しを活かしたい南側の窓と、西日が強く入る西側の窓では、適したガラスの考え方が変わることもあります。部屋の方角や使い方に合わせて選ぶことで、快適性や省エネ性にも関わってきます。
太陽ハウジングの家づくりでも、西日対策は「カーテンを閉めれば大丈夫」と考えるのではなく、窓の位置や大きさ、外側からの日差し対策、ガラスの種類まで含めて考えることを大切にしています。
西日が気になる場所は、室内のカーテンだけに頼らず、住まい全体で日差しをどう受け止めるかを確認しておきましょう。

15. 庇や軒が効く方角を理解して計画した
避けられる失敗:「南側と同じ感覚で西日対策をして、思ったほど効果が出ない…。」
庇や軒は、窓から入る日差しをやわらげるために役立つ工夫のひとつです。
ただし、どの方角の窓にも同じように効果があるわけではありません。南側の窓は、太陽の高さに合わせて庇や軒で日差しを調整しやすく、夏の日差しを抑えながら、冬の日差しを取り込みやすい計画にしやすい場所です。
一方で、西側の窓は、午後から夕方にかけて低い角度から日差しが入るため、庇や軒だけでは遮りにくいことがあります。南側と同じ感覚で考えてしまうと、思ったほど西日対策にならない場合もあります。
日差し対策は、「窓に何を付けるか」だけでなく、方角ごとの太陽の入り方を踏まえて考えることが大切です。西日が気になる場所は、庇や軒に加えて、窓の大きさや位置、外付けシェード、植栽などもあわせて検討しておきましょう。

次回は、キッチンの高さや間取りの使いやすさなど、毎日の暮らしに直結するポイントをご紹介します。ぜひお楽しみに。

