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2023.04.20

家づくりコラム

【コラム】ガレージハウス(インナーガレージ・ビルトインガレージ)のメリットとデメリットを解説!

こんにちは、太陽ハウジングです。

 

家を新築する際、駐車スペースをどうするかは悩ましい問題ですよね。せっかくマイホームを建てるのであれば、愛車との暮らしを楽しむために、車が好きな方、車が趣味の方が自宅に駐車するためのスペースとして、自宅にガレージを設置することがあります。

 

今回は、住宅に設置するガレージハウスのメリットやデメリット、注意すべき点をご紹介します。

 

■ガレージハウスって何ですか?

 

ガレージハウスとは、建物内に設けられたガレージ(駐車スペース)のことです。このインナーガレージやビルトインガレージを設けた家のことを「ガレージハウス」と言います。

 

住宅の駐車場にはさまざまなタイプがありますよね。例えば、住宅の敷地内に駐車場として設ける青空駐車場、カーポート、ガレージ車庫などがあります。

 

ガレージハウスを選択することで、愛車を眺めたり、ガレージ内を趣味スペースや秘密基地にすることもできますよね。車が好きな方なら車のある生活をより楽しむことのできる家として注目を集めています。

 

この三河エリアは車関連の企業様が多く、家づくりの際にガレージハウスをご検討される方は少なくありません。

 

メリットの多いガレージハウスですが、メリットと同時にいくつかのデメリットもあるので、ガレージハウスを検討する場合は、メリットとデメリットを必ず押さえておきましょう。

 

■ガレージハウスのメリット

1.雨風から車を守る
屋根だけのカーポートの場合、小雨程度であれば屋根で遮ることが可能ですが、台風接近時やゲリラ豪雨では、雨がカーポートの下まで雨が入り込んでしまい、風も防ぐことは難しくなります。

 

そんな悪天候のときでもガレージハウスなら、駐車スペースがシャッターや壁に囲まれているため、暴風雨のときでも雨や風で飛ばされた物などから車を守りながら保管できます。

 

2.防犯性が高い
屋外に駐車した車は第三者が近づきやすいため、いたずらや盗難などのリスクが高くなります。また、近隣で遊んでいる子供のボールなどが当たったりするなどのトラブルによる損傷のリスクも発生する可能性もあるでしょう。

 

その点で、住宅と一体化したガレージハウスは防犯性が高く、いたずら、盗難や思わぬトラブルの予防に繋げられるので、屋外の駐車スペースやカーポートとはセキュリティ面での安心感が違います。いたずらや盗難から愛車を守る、防犯面のメリットも見逃せませんね。

 

3.乗り降りや荷物の出し入れが楽
たくさん買い物をした荷物を運ぶときや、大きな荷物を車から運ぶときは、両手が塞がり運ぶだけでも一苦労ですよね。また、駐車場から玄関までの距離が長いと、雨が降っているときなどは傘もさせず、雨に濡れてしまいます。

 

ガレージハウスは住居とつながっているので、雨の日も傘をさす必要がなく、濡れる心配がありません。さらに車と居住空間が繋がっているので荷物の出し入れも楽にできるので、たくさん買い物をした日も安心です。

 

特に小さいお子さまやご年配のご家族がいる場合などは、車までの距離が近いことで外出の負担感を大幅に軽減することができます。

 

4.容積率緩和措置の対象
土地に建てられる建物の延床面積は容積率によって制限されています。ガレージハウス部分も延床面積に含まれますが、容積率計算の際に、割り引いて換算する緩和措置の対象となるため、延床面積の5分の1を限度として容積率の計算からは除外されます。

 

つまり、同じ容積率の敷地に建物を建てる場合ガレージハウスの方が、延床面積の上限が広くなります。

 

例えば、敷地面積が100㎡で、容積率の上限が150%の土地には通常、延床面積150㎡までの建物が建てられることになります。

 

一方、この土地に30㎡のビルトインガレージを含む延床面積180㎡の家を建てた場合、180㎡の5分の1に当たる36㎡までは容積率の計算からは除外することができます。

 

つまり、このケースでは駐車場の床面積分の30㎡を延床面積から除外できるため、容積率の計算に含まれる建物の延床面積は150㎡になり、容積率150%という制限内で建物が建てられているということになります。

 

小さい土地の場合、駐車スペースも取りつつ居住スペースなど上限が確保できるため有効な手段です。

 

この緩和措置は容積率の計算上、延床面積を割り引くもので、固定資産税評価の査定は、あくまで登記簿謄本に記載された延床面積が対象になります。良く勘違いされる内容ですので、ご注意ください。

 

■ガレージハウスのデメリット

1.間取に工夫が必要
ガレージハウスを作るには、最低でも車1台分が余裕を持って停められるスペースの確保が必要です。多くの場合、1階の大部分をガレージ部分に占領されます。

 

限られた土地で住居を建てる場合はスペースに限りがあるため、玄関や階段の位置などの自由度は下がるでしょう。また、ガレージを作る分だけ、居住スペースが削られることになります。住みにくい家にならないよう、各居室の配置プランをしっかり立てる必要があります。

2.サイズ変更が難しい
ガレージハウスは、最初からガレージが住居に組み込まれているため「家を建てた後にもう1台分のスペースを増やしたい」「大きい車を駐車したいので広くしたい」などのサイズ変更が難しくなります。

 

家を建てる時点で、車のサイズや台数をあらかじめ決めておく必要があります。

 

3.コストがかかる
ビルトインガレージ(インナーガレージ)を設けることで、車の出し入れのため開口部が広くなる分の補強や基礎構造の変更のため、建築費用が高くなる傾向にあります。

 

「車生活を便利に楽しむ」というメリットのためのコストアップにはなりますが、家族できちんと優先順位を話し合って決めましょう。

 

4.騒音、換気対策
ガレージハウスの場合、建物内でエンジンをかけるため、排気ガスやエンジン音、シャッターの開閉音への対策が必要です。

 

まず、排気ガスの問題は、居住スペースに排気ガスが入ってこないよう、換気扇をつけるのがおすすめです。

 

また、エンジン音やシャッター開閉音は、家族が起きている時間帯であれば大丈夫でも、早朝や深夜などの場合はどうしても気になることがあるので、プランニングの段階で部屋の配置に配慮しておくのがポイントです。

 

例えば「寝室からどうしても車を眺めたい」など、音よりも優先順位が高い希望がある場合は別ですが、寝室や子ども部屋などはガレージから離しておいた方が良いでしょう。

 

ガレージハウスは駐車スペースとしてだけでなく、物置スペースとしても重宝する空間なので、用途に合わせた収納を確保することがオススメです。

 

例えば、収納したいものが多い場合は、ガレージの奥を壁で仕切って大容量の収納スペースを設けたり、作業のしやすさを重視するなら、工具などの収納スペースを横の壁に設置したり、ショールームのように使用するなら、自転車などを壁にディスプレイしながら収納できるような工夫をしたりするなど、収納を計画する際のポイントは、使い方をイメージしておくことが大切です。

 

ガレージハウスは防音や振動対策が必要な上、居住スペースに制限が出ることがありますが、大事な愛車を雨風から守りやすく防犯対策もでき、何より車好きには憧れの空間ですよね。

 

実際に使用するイメージを持って選んでおくことが重要です。

メリットとデメリットを参考にしていただき、ガレージハウスをご検討ください。

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